国内外のおいしいものが集まり、目的や気分に合わせて店を選べるのも、八重洲・日本橋・京橋エリアの魅力。このまちで働く女性ワーカーコミュニティ・GOKINJYOが、お気に入りのメニューを紹介するリレー連載。
2月某日、女性ワーカーコミュニティ・GOKINJOのお食事会に参加しました。
場所は、今年のミシュランガイドにも掲載された京橋の老舗「レストランサカキ」さん。
シェフは4代目だそう。楽しみ!
前菜とお肉、デザートを選べるプリフィクスコースで、各自思い思いのメニューを選んだら、早速カンパーイ!
アミューズにはフォアグラのムースが登場。
最初からフォアグラなんて!と期待が高まったところで冷たい前菜。
私が選んだ「北海道産生ウニとコンソメのジュレ アボカドのムース添え」は、
アボカドムースの上にたっぷりの生ウニとイクラ、コンソメジュレと生クリーム。
濃厚でとろける味わいの中、たま~に来るアクセントの紫蘇の花にハッとさせられる。
美味―!
次は、温かい前菜「帆立貝とオマール海老のクネル アメリケーヌソース」。
クネルって? フランス版、高級はんぺんとでも言いましょうか。ぽよんとしたフォルム。
食べるとふわっふわ~。優しくて見た目にも味にも癒される。
濃厚な海老のソースがまた美味しくて、パンが進んでしまうじゃないかー。
クネルを頼んだ人が多くて、皆で盛り上がりました。プリフィクスはそれぞれのチョイスが興味深くて、色々なお料理を見られるのも楽しいし、カブっても驚きと美味しさを共有できるのが嬉しい。
お魚は「マツダイのポワレ ヴァンブランソース」。
マツダイはもちろん美味しかったのだけど、このお皿は付け合わせについて言いたい。
まさかの大根餅と春野菜のフリット。フレンチに大根餅? 酢醤油とかで食べるあの中華の?
大根餅のとろりん感に驚き、それまた白ワインソースと合わせるなんて、その発想たるや。
そしてまだ2月だけど、ワラビやタラの芽で春を先取り。粋ですね~。老舗ってやっぱり凄い。
りんごのグラニテでさっぱりした後は、まだまだ続くよお肉料理!
「黒毛和牛のホホ肉の蜂蜜と赤ワイン煮込み ジャガイモのエクラゼ添え」
スッとナイフが入る柔らかさ。トロトロのホホ肉と、食感の残るジャガイモのコントラストが最高です。名残惜しくて一口残したままお喋りを続ける。
ワインも美味しい。まだ終わりたくな~い!
デザートは「栗のテリーヌ 塩キャラメルのアイス添え」。
栗がゴロゴロ。キャラメルアイスは、塩のおかげでコクが増し増し。紅茶とも合う。
皆のデザートも美味しそうだったなあ…。
最後にプティフールを頂いて、心とお腹がすっかり満たされました。
端から端まで抜かりない美味しさと美しさ。居心地がよくて話も弾み気付けば4時間!
サカキさん、至福の時をありがとう。また絶対に行きたいです!ごちそうさまでした。
YNK女性ワーカーズコミュニティ・GOKINJYOメンバー。長年不動産業界にいます。趣味は食べ歩き、ランニング。料理研究家としても活動中。
昨年、都内シェアキッチンにて汁なし担々麺専門店をオープン。
インスタグラム→@nino_recipe