端から端まで抜かりない美味しさと美しさ。京橋の老舗「レストランサカキ」

2024.02.20

国内外のおいしいものが集まり、目的や気分に合わせて店を選べるのも、八重洲・日本橋・京橋エリアの魅力。このまちで働く女性ワーカーコミュニティ・GOKINJYOが、お気に入りのメニューを紹介するリレー連載。

2月某日、女性ワーカーコミュニティ・GOKINJOのお食事会に参加しました。

場所は、今年のミシュランガイドにも掲載された京橋の老舗「レストランサカキ」さん。

シェフは4代目だそう。楽しみ!

 

前菜とお肉、デザートを選べるプリフィクスコースで、各自思い思いのメニューを選んだら、早速カンパーイ!

アミューズにはフォアグラのムースが登場。

最初からフォアグラなんて!と期待が高まったところで冷たい前菜。

私が選んだ「北海道産生ウニとコンソメのジュレ アボカドのムース添え」は、

アボカドムースの上にたっぷりの生ウニとイクラ、コンソメジュレと生クリーム。

濃厚でとろける味わいの中、たま~に来るアクセントの紫蘇の花にハッとさせられる。

美味―!

次は、温かい前菜「帆立貝とオマール海老のクネル アメリケーヌソース」。

クネルって? フランス版、高級はんぺんとでも言いましょうか。ぽよんとしたフォルム。

食べるとふわっふわ~。優しくて見た目にも味にも癒される。

濃厚な海老のソースがまた美味しくて、パンが進んでしまうじゃないかー。

クネルを頼んだ人が多くて、皆で盛り上がりました。プリフィクスはそれぞれのチョイスが興味深くて、色々なお料理を見られるのも楽しいし、カブっても驚きと美味しさを共有できるのが嬉しい。

お魚は「マツダイのポワレ ヴァンブランソース」。

マツダイはもちろん美味しかったのだけど、このお皿は付け合わせについて言いたい。

まさかの大根餅と春野菜のフリット。フレンチに大根餅? 酢醤油とかで食べるあの中華の?

大根餅のとろりん感に驚き、それまた白ワインソースと合わせるなんて、その発想たるや。

そしてまだ2月だけど、ワラビやタラの芽で春を先取り。粋ですね~。老舗ってやっぱり凄い。

りんごのグラニテでさっぱりした後は、まだまだ続くよお肉料理!

「黒毛和牛のホホ肉の蜂蜜と赤ワイン煮込み ジャガイモのエクラゼ添え」

 

スッとナイフが入る柔らかさ。トロトロのホホ肉と、食感の残るジャガイモのコントラストが最高です。名残惜しくて一口残したままお喋りを続ける。

ワインも美味しい。まだ終わりたくな~い!

デザートは「栗のテリーヌ 塩キャラメルのアイス添え」。

栗がゴロゴロ。キャラメルアイスは、塩のおかげでコクが増し増し。紅茶とも合う。

皆のデザートも美味しそうだったなあ…。

最後にプティフールを頂いて、心とお腹がすっかり満たされました。

端から端まで抜かりない美味しさと美しさ。居心地がよくて話も弾み気付けば4時間!

サカキさん、至福の時をありがとう。また絶対に行きたいです!ごちそうさまでした。

  • レストランサカキ

     

    住所:東京都中央区京橋2-12-12サカキビル1F

    電話番号:03-3561-9676

    公式サイトhttp://www.r-sakaki.com/

にの
会社員/料理研究家

YNK女性ワーカーズコミュニティ・GOKINJYOメンバー。長年不動産業界にいます。趣味は食べ歩き、ランニング。料理研究家としても活動中。
昨年、都内シェアキッチンにて汁なし担々麺専門店をオープン。

インスタグラム→@nino_recipe 

レシピはこちら→https://oceans-nadia.com/user/11089/recipe