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家紋アートの世界に触れる。「縁と線 -京源のキセキ-」が開催中

2024.12.06

家紋のデザインを手がける「京源」の2人のデザイナーによる『「縁と線 -京源のキセキ-」紋章上繪師 波戸場承龍・波戸場耀鳳』が、「BAG-Brillia Art Gallery-」にて、2025年1月12日(日)まで開催中です。

 

家を象徴する印として、日本に古くから伝わる家紋。「京源」は、家紋を着物に描く前の工程を担う職人「紋糊屋(もんのりや)」として、1910年に京橋で創業しました。

 

本展では、「京源」の歴史を振り返りながら、着物に手描きで家紋を入れる職人「紋章上繪師(もんしょううわえし)」である、京源三代⽬・波戸場承龍(はとばしょうりゅう)氏と、波戸場耀鳳(はとばようほう)氏の、波戸場親子による作品を展示。

 

波戸場承龍・耀鳳親子を表す「龍」と「鳳凰」の家紋を太鼓の鋲で表現した大型アート作品

 

波戸場親子は、円と線のみを使った昔ながらの家紋の描き⽅と、デジタル技術を融合させた独⾃技法「紋曼荼羅®︎ Mon-Mandala」を生み出し、家紋による新たな表現を世界へと発信。

 

国内外のブランドや神社に提供した「紋曼荼羅®︎」や著書本

 

京源のデザインは、服飾雑貨やラベルなどさまざまなブランドに採用されており、本展では、それらのコラボレーション作品やオリジナル作品の一部が展示・販売されます。

 

また、会期中には子ども向けのワークショップやトークイベントなどのイベントも開催予定。伝統的な意匠と現代感覚が融合した、家紋アートの世界に触れてみてはいかが。