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100名以上の作家が参加、屋内外に作品を展示する大規模写真祭「T3」開催

2024.10.03

フェスティバル、フェア、育成事業から構成されるプロジェクト「T3(ティースリー)」が、東京・八重洲、日本橋、京橋エリアを舞台に、2024年10月5日(土)〜10月27日(日)まで開催されます。

 

今年で6回目を迎える「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」は、今回よりアジアの写真文化を発展させるプラットフォーム「T3」として企画を拡大。八重洲、日本橋、京橋エリアの屋内外の施設12カ所以上で、100名以上の作家による写真の展示やトークショーなど、多彩なイベントが行われます。

 

©︎YAMAZAWA Eiko「アブストラクト青と赤」(1960) Courtesy of The Third Gallery Aya

 

T3の軸となるのは3つのプログラム。

 

アーティストに国際的な作品発表と制作の場を提供する「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」、新たなアジアにおけるアート写真のマーケット「T3 PHOTO ASIA」、フェスティバルやフェアの環境を超えた新たな才能を育てるプログラム「T3 NEW TALENT」。これらを通じて、アーティストの作家活動の拡大と、文化を次世代へと継承する機会創出を目的として開催されます。

 

西村多美子 シリーズ「しきしま」より、青森県青森 1969年

 

会場のひとつである「東京スクエアガーデン」では、「New Japanese Photography: 50 years on」をテーマに、女性写真家6名による展示「Alternative Visions: A Female Perspective」を実施。

 

今から50年前、1974年にニューヨーク近代美術館で行われた「New Japanese Photography」展では、当時15人の写真家が選ばれたなか、女性写真家は一人も含まれませんでした。本展では、その時期に活動していた女性作家が制作した重要な作品を展示し、本来ありえた別の未来を表現。

 

会期期間中に、YNKエリアを巡ってさまざまなアートに触れてみてはいかがでしょう。

 

*TOP写真:©Kohei Fukushima