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展覧会「日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち」が、国立映画アーカイブにて開催中

2024.05.17

映画黄金期に活躍した日本の作曲家に注目した、展覧会「日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち」が、京橋の「国立映画アーカイブ」にて開催中。

 

本展覧会では、「日本映画音楽の開拓者たち」「戦後クラシック音楽の旗手たち」「多様なバックグラウンドを持つ作曲家たち」の3つを軸に展開。

 

武満徹と佐藤勝が音楽を手がけた石原裕次郎主演『狂った果実』(1956年)のパンフレットや、團伊玖磨作曲の豊田四郎監督作品『白夫人の妖恋』(1956年)の自筆譜、林光が作曲した新藤兼人監督『裸の島』(1960年)のテーマ音楽のレコードなど、1950年代〜1960年代の日本映画を、音楽という切り口から掘り下げていく企画展。貴重な資料を通じて、日本の映画産業の繁栄を支えた作曲家たちの功績を振り返ります。

 

また、展覧会と連動した上映企画が5月25日(土)〜7月28日(日)に開催。戦後にデビューした作曲家グループ「3人の会」(團・芥川也寸志・黛敏郎)をはじめとした、1950年代〜1960年代にかけて輝かしい功績を残した作曲家たちが音楽を担当した、計61作品(52プログラム)を上映。

 

さらに5月25日(土)には、同館初となる上映ホールを会場とした演奏会も開催。黄金時代の映画を彩ったバラエティ豊かな音楽で構成されたプログラムに。

 

上映企画や演奏会のプログラムなど、詳しくは公式サイトをご確認ください。

 

『白夫人の妖恋』 (1956年、豊田四郎監督、團伊玖磨作曲) 自筆譜 團伊玖磨アーカイヴズ所蔵