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【ブランクーシ 本質を象る】彫刻家・ブランクーシの日本の美術館で初めての大規模な展覧会

2024.03.27

20世紀を代表する彫刻家、ルーマニア出身のコンスタンティン・ブランクーシ。彫刻を中心に、フレスコ、テンペラなどの絵画作品、写真作品など、幅広い創作活動の全体像を紹介する日本で初めての大規模な展覧会が開催されます。

 

ブランクーシといえば抽象的な彫刻で知られていますが、アフリカ彫刻などの影響を感じさせる野生的な造形と洗練されたフォルムを特徴とする彼の作品は、同時代や後続世代の芸術家に多大な影響を与えました。

 

本展は、国内外から集められた彫刻作品約20点をはじめ、絵画作品やドローイング、写真作品なども含めて計約90点で構成される大規模な展覧会に。写実性のある初期作品から徐々に時代を経て抽象化されていく、彼の作品の変遷を見ることができます。

 

 

写真上:コンスタンティン・ブランクーシ 《接吻》1907-10年、石膏、高さ28.0cm、石橋財団アーティゾン美術館

 

写真下:コンスタンティン・ブランクーシ《雄鶏》1924年(1972年鋳造)、ブロンズ、92.4×10.5×45.0cm、豊田市美術館