国内外のおいしいものが集まり、目的や気分に合わせて店を選べるのも、八重洲・日本橋・京橋エリアの魅力。このまちで働く女性ワーカーコミュニティ・GOKINJYOが、お気に入りのメニューを紹介するリレー連載。
野暮用で急遽休みをとった、ある平日。用事も済んだし、「せっかくだから平日しかできないことをしたいな」と思い立つ。そうだ、GOKINJO仲間に教えてもらったカレー店に行ってみよう! ネットで「平日でも行列ができる人気店」なんて噂もあったけど、今は16時過ぎ。昼でも夜でもない中途半端な時間…今なら空いているかも?
向かったのは、東京駅直結の地下街「ヤエチカ」にあるカレーエリア「TOKYO CURRY QUARTET」。4店舗が並ぶ中、今回のお目当ては「カレー&ビリヤニ ニルヴァーナTokyo」。
この時間帯はおひとり様が数名だけ。オープンキッチンの店内は、適度なにぎやかさと落ち着きが心地よく、ゆったりとした空気が流れていました。まさに、ひと息つくにはぴったりなタイミング。
店内はカウンターとテーブルを合わせて20席弱。こぢんまりしていますが、カラフルな椅子が並び、明るい印象です。ひとりでも気負わず入れる雰囲気で、料理が来る前からちょっと旅気分。いつか本場インドにも行ってみたいな、なんて思いながらメニューを開きました。夕方からは軽めのおつまみも頼めるそうで、次回は会社帰りに一杯やるのもいいなと妄想。
今回の注文は「ビリヤニミールズプレート」。選べるカレー2種に、バスマティライス、ビリヤニ、チキンティッカ、ライタ、パパド、アチャール、季節の野菜を使ったサブジ(この日はレンコンとじゃがいも)など、南インドの定番がぎっしり。彩りも美しく、見るだけでテンションが上がります。
カレーは6種(シェフのカレー/バターチキン/ゴアシーフード/ラムのキーマ/ダルタドカ/パラクパニール)から、「ゴアシーフード」と「ラムのキーマ」を選択。ゴアはココナッツミルクのまろやかさと魚介の旨みが絶妙。ラムキーマはラムの風味がガツンと効いていて、どちらもライスやビリヤニとの相性抜群!
以前別の店でデザートと勘違いして最後まで残していた「ライタ」は、今回はちゃんと活用。メニューに「ビリヤニやカレーと一緒に食べると、辛さを和らげてくれます」と説明があり、納得しながら合間に挟んで最後まで堪能しました。
ドリンクはインドビール「ゴッドファーザー」。しっかりしたコクと重みがあり、スパイス料理にぴったり。ただしアルコール度数7%とやや高めなので、飲みすぎ注意です。
東京駅直結というアクセスの良さに加えて、料理の満足度も高め。デートにもひとりごはんにもおすすめの一軒。南インドの風を感じながら、心もお腹もたっぷり満たされました。
カレー&ビリヤニ ニルヴァーナTokyo