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落合陽一氏の個展「昼夜の相代も神仏:鮨ヌル∴鰻ドラゴン」が開催

2024.09.05

デジタルアーティスト・落合陽一氏の個展「昼夜の相代も神仏:鮨ヌル∴鰻ドラゴン(ひるよるの あいかわるわきも かみほとけ:すしぬる∴うなぎどらごん)」が、東京・京橋にある「BAG-Brillia Art Gallery-」にて、2024年9月7日(土)~ 10月27日(日)まで開催されます。

 

本展は、江戸時代の宗教的空間を考察し、落合氏が長年追求してきた“デジタルネイチャー(計算機自然)”という哲学体系を基盤に、時間と空間の循環的な性質を探求する展覧会。

 

「鰻ドラゴン」イメージ

 

展示のメインとなるのは2つの彫刻。

 

展示の準備にあたり落合氏は、八重洲・日本橋・京橋の通称「YNK」エリアを調査するため、老舗を営む人や有識者へのインタビュー、フィールドワークなどを実施。YNKエリアの歴史や文化への理解を深め、江戸の伝統を現代的に表現した彫刻作品「一仏五鮎八鰻三角縁仏獣鏡(いちぶつごでんはちまんさんかくぶちぶつじゅうきょう)」と「鰻ドラゴン」が生まれました。

 

会場では、鰻屋や鮨屋が混在する空間を創出し、昼夜が切り替わりながらサイクルしていく新作インスタレーションを披露。計算機自然の視点を通して、江戸の豊かな文化的遺産と現代社会の複雑さが交錯する、新しい芸術体験を楽しむことができます。

 

メディアアーティスト 落合陽一。1987年生まれ。2010年ごろより作家活動を始める。境界領域における物化や変換、質量への憧憬をモチーフに作品を展開。筑波大学准教授