国内外のおいしいものが集まり、目的や気分に合わせて店を選べるのも、八重洲・日本橋・京橋エリアの魅力。このまちで働く女性ワーカーコミュニティ・GOKINJYOが、お気に入りのメニューを紹介するリレー連載。
仕事で少し疲れた日、自分へのご褒美や大切な人への手土産を探したくなることはありませんか?
そんなとき、私が真っ先に足を運ぶのが、日本橋兜町の象徴的な建物「日証館」に店を構える、チョコレートとアイスクリームの専門店「teal(ティール)」です。
tealが入る「日証館」は、かつて渋沢栄一の邸宅があった場所に建つ、1928年築の歴史的建造物。重厚な石造りの外観に背筋が伸びる思いがしますが、一歩中に入ると、甘く香ばしい香りに包まれた温かい空間が広がっています。
店内は、アール・デコ調の幾何学的な意匠が残るクラシカルな建築美を活かしつつ、洗練されたインテリアを配置した、まさに新旧が融合するクラシック・モダンな空間。高い天井がもたらす開放感の中、ショーケースには宝石のように美しい商品が陳列され、眺めているだけで心が躍ります。
ここで腕を振るうのは、日本を代表する2人のパティシエ
眞砂 翔平シェフ:フランスの名門「パスカル・ル・ガック」で研鑽を積み、国内トップクラスのショコラティエとして活躍。
大山 恵介シェフ:かつて京橋にあった伝説的な名店「イデミスギノ」で修行後、二つ星「リストランテASO」や一つ星「レストラン シンシア」でシェフパティシエを歴任。以前紹介した日本橋兜町の大人気店「ease」を展開。
トップパティシエが贈る至極のチョコレートを楽しめるお店。2人の天才が生み出すスイーツは、一口食べれば日常を忘れさせてくれる驚きに満ちています。

今回手土産に購入したのは4品。
1. ラム酒が香る、大人のための「ブラウニー」
袋を開けた瞬間に広がるラム酒の芳醇な香りは、まさに「大人の休息」にぴったり。フランス産のチョコレートを使用した生地は驚くほどしっとりと濃厚。贅沢に散りばめられたペカンナッツの食感がビターチョコの深みを引き立てます。
ナッツの香ばしさが濃厚さを引き立て、贅沢な気分になれます。コーヒーと一緒に、ゆっくりと味わいたい一品です!
2. ほろほろ解ける、和洋折衷な優しさ「ペカンナッツときな粉のクッキー」
口に入れた瞬間、大豆の香ばしい旨みが広がり、あとから和三盆のような優しくすっきりとした甘みが追いかけてきます。ペカンナッツがアクセントになったほろほろと崩れる繊細な食感は、日本茶にも合わせたくなる上品な味わいです。
きな粉とペカンナッツの和洋折衷なハーモニー。甘すぎないので、甘いものが苦手な方へのギフトにも最適です。
3. 爽やかな驚き!「焦がしレモンのマドレーヌ」
手に取るとずっしりとした重みがあり、まるでパウンドケーキのような満足感。バターとはちみつレモンを一緒に焦がして焼き上げた生地を、ビターなチョコでコーティング。濃厚なチョコのあとにくるレモンの爽快な余韻は、緻密な計算を感じます。
4. 嬉しいサプライズが詰まった「チョコレートバー(塩キャラメル)」
tealのシグネチャーといえばこちら。このチョコレートバー。店頭には、王道の「チョコレート」、コク深い「キャラメル」、そして今回私が選んだキャラメルに塩がトッピングされた「塩キャラメル」の3種類が並びます。

バター香るサブレ生地に、ドライベリーとガナッシュ、そしてキャラメルを重ねた贅沢な一本。バターのコクを感じるクッキーと、濃厚なキャラメルがビターチョコと見事に調和しています。そして片側だけにベリーとナッツが隠されているという遊び心!最後の一口までワクワクが止まりません。
スタイリッシュな箱入りで、贈り物にぴったりです。

「今日も一日頑張ってよかった」tealの焼き菓子を味わうと、そんな風に心が解きほぐされていくのを感じます。重厚な歴史の中で生まれる最先端の味わいは、忙しい日々に特別な彩りを与えてくれました。次は、季節限定のアイスクリームを堪能したい!と、早くも次回の訪問が楽しみになっています。
皆さんも兜町を訪れた際は、この歴史と革新が溶け合う至福の一品を手に取ってみてはいかがでしょうか。
teal(ティール)