路地裏の凜。
2025.07.15
普段見ているようで見ていない風景がたくさんある。カオティックなまちの側面を、俳優でフォトグラファーとしても活躍する成瀬凜がセルフミラーポートレートで捉えます。
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Location
日本橋
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日本橋の高層ビルの間を抜けると、バス停のような小さな屋根を見つけました。まるで都会とは思えない静けさに、思わず足が止まります。
この場所を活かせないかと考え、天井にそっと鏡を仕込んで見上げてみると、屋根の切れ間から緑の木々が切り取られたように映っていました。ふと空を見上げる――そんな何気ない瞬間が、心に残るのだと改めて気づかされます。
今日の見つけもの
日本橋の和紙舗「榛原」にて、夏らしい“胡瓜”が描かれた一筆箋を購入しました。これらのシリーズは、4代目当主と親交のあった竹久夢二の図案をもとに作られたそうです。文字を綴ると、手書きならではの温もりも滲み出ます。
成瀬凜
俳優
2004年生まれ。東京都出身。俳優、モデル業のかたわらフォトグラファーとして自身を鏡に写して撮影する「セルフミラーポートレート」を発表している。2021年に「IMAnext オンラインフォトコンテスト（テーマ WOMAN）」でグランプリ受賞。同年、初の写真展『鏡の凜』を開催。出演作に『若草物語ー恋する姉妹と恋せぬ私ー』（日本テレビ/2024年）、中編映画『記憶の居所』（常間地裕監督/2024年）など。
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